![]() 新スレイヤーズ ファルシェスの砂時計 (角川コミックス ドラゴンJr. 134-1) |
他のレビューのとおり、スレイヤーズとしては異色というかパロディ的な印象を受けました。
まず、ページをめくると各キャラの服装の違いっぷりに衝撃を受けます。 男性が描いているのか、女性キャラの胸の露出や、パンチラが無駄に多く目につきます。 あとキャラのポーズや仕草、ノリやリアクションにも多少違和感を感じ、長年スレイヤーズを愛してきたファンの方は読みはじめに抵抗を感じる人も多いと思います。 ……ここまで、辛辣な感想を述べましたが、正直、深くこだわらなければコミックになったスレイヤーズシリーズの中では一番面白かったとも思います。(水竜王シリーズは未読なので除く) 物語も一冊なのにボリュームがあり、最期まで飽きずに一気に読めました。 読んでて空虚な気持ちになったり、とりあえず保管用に購入、という感じにならなかったのが良かったです。(保管用なら買わないかもしれませんが(汗) 原作やアニメのイメージと異なる点も多いですが、作者は原作を知った上でフリーダムに表現したように感じます。 スレイヤーズという形式や護りに徹しすぎずに表現したからこそ、これまで漫画で表現されてこなかったキャラの絆や葛藤、カッコ良さが上手く表面に出ていた部分も大いにあり、そういう意味では「とてもスレイヤーズしてる」漫画だと思います。 あとは、第2部の伏線が盛りだくさんで、ルークやミリーナの心理描写がかなり表現されています。ルークが主人公といえそうなほどに……良かったと思います。 ゼル&アメリアとルーク&ミリーナが共演してる所は読んでいて楽しかったかったです。出番少ないですがゼロスもいい感じに暗躍してます。 |
![]() ドラゴン・スレイヤー・アカデミー〈4〉ウィリーのけっこん!? |
学校では朝読書で少しは本を読んでいたようですが、家ではさっぱりの小2の息子がどっぷりはまりました。学校はもちろん家でもテレビを見ずに読んでいました。一気に買って飽きたら…なんて心配は無用でした。本を読まない…とお悩みのお父さん、お母さんに是非お勧めです。 |
![]() Ultra Series 新 英雄伝説 |
以前に発売されたノートPC推奨版ではWindowsXPの環境のもとではステータス表示の異常などがあったので、今回はそれを修正したものと言ったところでしょうか。とくに大きな変更はありませんでした。ただ、XP環境ではMIDI音源を選択したとき、起動や、曲から曲への移り変わりに少々時間がかかってしまうのが残念でした。過去の作品だけあって、いまのハイテクなRPGに比べると、戦闘アニメーションもないので、少しさみしいと思うかもしれませんが、値段の割には楽しめる作品だと思います。オープニングや戦闘の音楽は英雄伝説シリーズのなかでこの作品が一番好きです。(システムについては、魔法はレベルアップによって習得するシステムではなく、人から教えてもらうシステムです。レベルアップしたときのステータス(強さ、賢さなど)の配分を自分で決めることも出来ます。ノートPC推奨版のときのセーブデータもそのまま使えました。) |
![]() 遊遊 新 英雄伝説 |
現在、日本ファルコムという会社の巨大タイトルの原点。 それ以外にも”ブランディッシュ”シリーズや”イース”シリーズ と並び、日本ファルコムの原点ではないかと思います。 どうしても今のものと比べると、見劣りはしますが当時遊んだ方などは 大変懐かしく思えるのではないでしょうか?? |
![]() ドラゴンスレイヤー4 |
PC 版 Dragon Slayer の続編で、4作品目なので4。
(ちなみにシリーズ3は Romancia) プレイヤーはドラゴン討伐を宿命とするウォーゼン一家を操作し、 地下に封印されていた龍ギルディオスを改めて討伐するアクションパズルゲーム。 特徴のある父ゼムン、母メイア、長男ロイアス、妹リルル、ペットのポチから一人選び、 広大な地下迷宮の中に眠る4つの王冠を取り戻すのだが、 これらの面がパズルになっており、それぞれの特徴を生かして攻略する事になる。 14種類のアイテムの中から最大3種類を装備でき、これらの発見も攻略に必須となる。 なお地上の自宅に帰る事でいつでもキャラクター変更が可能。 パスワードコンティニュー制。 兎に角自由度が高く、極めるとメイアとリルルだけで4クラウンの回収が可能だが、 恐らく初めてゲームをプレイした場合、アイテムを2つ見つける程度が精一杯だろう。 所謂「ゲームがゲームらしかった時代」の作品であり、 「ドルアーガの塔」ほどではないが、頭と技を使った謎解きの塊である。 具体的には、最初はモンスターからダメージをもらわないポチで探索を行い、 専門的な能力が必要になる場所に出くわしてから、別のキャラクターで挑む事になる。 敵を倒すにもマジックパワーを消費するため、敵をすべて薙ぎ倒していけば良い訳でもない。 (つまり敵すら利用する場面がある。如何にもパズルゲームらしい) 一部のボスの火力も桁外れのため頭を使って攻撃する必要があるなど、 高火力突撃で概ねどうにかなっていた当時のゲームとは一線を画しており、 その点は広く受け入れられなかったが、しかしそれが一部のファンを今もなお熱く滾らせている。 最後の最後にウォーゼン一家の日陰人ロイアスが活躍する舞台が整うのも感動。 「僕は要らない子じゃないよ!」 ちなみに私は2年を費やしてクリアした。 実に思い出深い作品。 |
![]() ドラゴンスレイヤー英雄伝説2 【PCエンジン】 |
この頃多かったファルコムのPCからの移植です。オーソドックスなRPGです。前作同様PC版とかなり絵柄がかわっていて好みは分かれるでしょう。少し前作よりテンポが悪くなっています。前作と同じで悪くはないですが全体のグラフィックが雑に書いてある感じです。もう少し丁寧に気合を入れて書き込んで欲しいものです。音などももう少し考えて気合を入れて作って欲しい。 |